パーソナルジムを変えたいとき

パーソナルジムに通っている方で、「このままで本当にいいのだろうか」「別のパーソナルジムに変えたい」と感じた経験はありませんか？

最初は意気揚々とスタートしたものの、時間が経つにつれて不満が出てくるのは自然なことです。担当パーソナルトレーナーとの相性、施設の雰囲気、料金に対する納得感、ダイエット成果など、パーソナルジムを選ぶ上で大切な要素は数多くあります。

本記事では、「パーソナルジムを変えたい」と感じたときに考えるべきポイント、実際に乗り換える際の注意点、そして新たなジムで後悔しないための選び方まで、ShapesパーソナルトレーナーYuiが、徹底的に解説します。

現在、パーソナルジムに通われている方も、これから通おうとしている人にも、参考になれば幸いです。

パーソナルジムを変えたいと思う、よくある理由

1. パーソナルトレーナーとの相性の問題

パーソナルジムにおいて、パーソナルトレーナーとの相性は極めて重要です。たとえ知識や技術が優れていたとしても、「なんとなく合わない」「指導が威圧的」「コミュニケーションが取りづらい」と感じてしまえば、通うのが苦痛になってしまいます。特に、パーソナルジムでは一対一の関係性が濃くなるため、相性の良し悪しは成果にも大きく影響します。

最初は「この人に任せてみよう」と思っていても、回数を重ねるごとに、言葉の節々や指導の温度感、価値観のズレが気になるようになってくる。それは決して大きな喧嘩や衝突ではなく、むしろ静かに、しかし確実に積み重なっていく違和感です。

指導が自分の体質や目標に合っていない。悩みを相談しても、ちゃんと聞いてくれていないように感じる。モチベーションが上がらないどころか、セッションの日が近づくと気が重くなる――。そんな感情が芽生えたとき、多くの人は「我慢すべきか、それともやめるべきか」と葛藤します。

「せっかくお金を払ってるのに」「私がわがままなのかも」「パーソナルトレーナーを変えるなんて失礼かもしれない」、そうした思考が、判断を鈍らせていきます。でも、どれだけ理屈を並べても、心は正直です。居心地が悪くなった場所に、長く留まり続けることはできません。特にパーソナルジムのように密な関係が求められる場では、相性の悪さが成長や変化の妨げになってしまいます。

やめる決断を下す心理の背景には、「もっと自分を大切にしたい」という静かな願いがあります。無理をして関係を続けるより、自分にとって心地よい環境を探し直したい。その気持ちは、決して逃げではありません。むしろ、より自分に合った場所で本気の変化に向き合おうとする前向きな選択です。

2. 期待した効果が出ない

「3ヶ月で5kg痩せるはずだったのに、ほとんど変わらなかった」「筋力アップの実感がない」など、期待していた結果が得られないとモチベーションは大きく下がります。もちろん、体質やライフスタイルによる個人差はあるものの、パーソナルトレーナーが的確なプランを立てているか、ダイエット目的なのにスポーツタイプの筋トレを行っているなど、パーソナルトレーニングの質が低いのかも、見直すべきポイントです。

3. 通いづらい

通勤経路から外れている、営業時間が合わないなど、通いにくさは継続の障害になります。また、雑居ビルで入りずらい、居住用マンションにあるパーソナルジムで気を使う、なども、足が遠のく原因のひとつになります。

4. 予約が取れない

人気が出すぎて予約が取れない状況もストレスになります。そもそも、継続できなければ効果も出ないためスケジューリングは重要です。

5. 料金とサービス内容が見合っていない

高額な料金を払っているにもかかわらず、１対１でないセミパーソナルである、パーソナルトレーナーがつも変わるなど、サービスに不満を感じる方もいます。費用に見合った満足度を感じられなければ、他を探したくなるのは当然の心理です。

「やめたい」と思ったらまずやるべきこと

1. 一時的な不満か、根本的な問題かを見極める

一度冷静になり、自分の不満が一時的な感情によるものなのか、長期的に継続する問題なのかを整理してみましょう。例えば、仕事が忙しくて数週間成果が出なかっただけなのに、「効果がない」と決めつけてしまっている可能性もあります。

2. 不満点を書き出して可視化する

メモ帳やスマホに、「今のパーソナルジムに対して不満に思っていること」「改善してほしい点」をすべて書き出してみましょう。それにより、何が本当の問題なのかが見えてきます。パーソナルトレーナーとの信頼関係が崩れているのか、通う距離がきついのか、単なる飽きなのか、原因によって対応策は異なります。

3. 担当パーソナルトレーナーに相談してみる

不満を感じたとき、まずは遠慮せずパーソナルトレーナーに相談することが大切です。トレーニングメニューの調整、食事指導の見直し、担当変更の可能性など、改善の余地がある場合もあります。パーソナルジムはマンツーマンの関係だからこそ、声をあげることでより良い方向へ進むこともあります。

相談の言葉の例

「◯◯さんにはこれまで丁寧にご指導いただいて感謝しています。ただ、最近自分の目標やペースと少しずれてきていると感じていまして…可能であれば、別のパーソナルトレーナーの方の指導も受けてみたいと思っているのですが、ご相談できますか？」

「トレーニングの方向性を見直したくて、少し違うアプローチを受けてみたいと思うようになりました。失礼でなければ、他のパーソナルトレーナーの方と相性を試させていただくことは可能でしょうか？」

「最近モチベーションの波が大きくて…自分に合った指導スタイルを見直してみたいと感じています。ジムとして別のパーソナルトレーナーを提案していただくことはできますか？」

「当初と比べて目標が少し変わりまして、別の視点からのアドバイスも受けてみたいと思うようになりました。担当パーソナルトレーナーの変更についてご相談させていただければ嬉しいです。」

「他のパーソナルトレーナーさんのスタイルも一度体験してみたいと思っているのですが、セッションを一回だけ他の方でお願いすることはできますか？」

言い方のポイント

・「合わない」と断定しない（感情的な表現は避ける）
・「感謝している」という前置きがあると印象がやわらかくなる
・目標や方向性の違いを理由にすることで建設的な印象に
・できれば直接ではなくパーソナルジム管理者に相談する方が無難

パーソナルジムを変えるメリット

メリット

新しい視点・刺激を得られる

パーソナルジムを変えることで、新しい効果的なメソッドに出会え、　急激に身体が変わる可能性があります。トレーニングにおいて「努力」よりも重要なのは、「正しい方向性」です。目標に合っていないメニュー、栄養や休息を無視した習慣、自分の体質やレベルに合っていない負荷やフォーム。それらをいくらマンツーマンのパーソナルトレーニングで続けていても、どれだけ頑張っても、成果はなく、身体に負担がかかるだけで、心が先に折れてしまうことすらあります。トレーニングは、量より質。継続より構造。根性より戦略。プロの目線でメニューを見直すだけで、劇的に変化が現れることも少なくありません。何をどの順番で行うか、どのタイミングで負荷を上げるか、何を食べるべきか。そうした「正しい知識」と「適切なサポート」が揃って初めて、努力が結果に変わるのです。もしあなたが今、「頑張っているのに変わらない」と感じているなら、それは諦めのサインではなく、“変えるべきタイミング”が来ている証かもしれません。

モチベーションが再燃する

環境を変えること自体がリフレッシュとなり、新しい目標に向かって前向きに取り組めることもあります。「パーソナルジムを変える」という選択を考えるとき、そこには少なからず迷いや不安がつきまといます。せっかく通い始めたのに…また一からやり直しかも…周りにどう思われるだろう…。そんな思考が頭を巡り、なかなか決断できない自分に、どこか責めるような気持ちすら湧いてしまうこともあるかもしれません。でも、実は、本当はもう、あなたの中では答えは出ているのです。今の環境が、自分の成長や理想の姿にとって“しっくりこない”と感じている。それはわがままや甘えではなく、感覚の鋭さであり、未来を見据える力です。環境を変えることは、決して逃げではありません。それは「もっと良くなりたい」「自分に本当に合う場所を探したい」という、前向きな意志の現れです。今の場所で積み重ねてきた努力が無駄になるわけでもありません。むしろ、それがあったからこそ、自分に必要なものが見えるようになった。あなたの気づきは、挑戦の証です。新しいパーソナルジム、新しいパーソナルトレーナー、新しい空間。すべてが新鮮で、少し怖くて、でもその分だけ大きな可能性に満ちています。人は、環境が変わることで驚くほど変わることができます。空気が違えば、気持ちも違う。寄り添ってくれる人が違えば、やる気も違う。そして何より、「自分で選び直した」という経験が、これからのあなたを強くするのです。

リスク

ジム選びに失敗する可能性

新しいジムが今以上に合わない可能性もあります。慎重なリサーチが必要です。

慣れた環境を手放すストレス

今までの習慣をリセットすることは、意外と負担になります。今まで通い慣れた場所、見知った顔、ルーティンになっていた通い方や空気感。たとえ多少の不満があったとしても、そこには安心感があり、居心地のよさがあったはずです。人は「慣れたもの」を手放すことに、本能的なストレスを感じる生き物です。それがどんなに小さな変化であっても、「今までとは違う環境に身を置くこと」には、少なからず不安が伴います。「新しいパーソナルトレーナーとうまくやれるだろうか」「また一から信頼関係を築かなければならないのか」「思っていたような結果が出なかったらどうしよう」と、足を止めてしまう理由にもなります。

ただ、見方を変えれば、慣れた場所を手放すというのは、自分の可能性を信じている証でもあります。現状に満足せず、もっとよくなれると信じているからこそ、不安を超えて新しい環境へ踏み出そうとしているのです。環境を変えるストレスは、乗り越えた先に自信をもたらす“成長のきっかけ”です。慣れた環境に甘んじるのではなく、一歩踏み出すことは、あなたを一段高い場所へと導いてくれます。

金銭的なコスト

入会金や新たなプラン料金などが発生するため、予算管理も重要です。

失敗しないジムの乗り換え方

1. 体験トレーニングは必須

どんなに口コミが良くても、実際に自分で体験してみないことには相性はわかりません。必ず体験トレーニングを受け、トレーナーとの距離感、説明の分かりやすさ、施設の清潔感などをチェックしましょう。

2. 目的に合ったジムを選ぶ

自分がダイエットしたいのか、筋肉コンテストに出たいのか、によって選ぶパーソナルジムは異なります。例えば、ダイエット専門のジムで、筋肉コンテストを目指しても結果は出にくいでしょう。自分のゴールを明確にし、それに強いパーソナルジムを選ぶことがポイントです。

3. パーソナルトレーナーをチェック

信頼できるパーソナルトレーナーは、指導経験で分かります。保有資格だけでは分かりません。ボディビルの大会実績などよりも、「指導のうまさ」や「継続のしやすさ」に注目しましょう。

4. 通いやすさと料金体系も再確認

どんなに理想的なパーソナルジムでも、通うのが苦痛であれば長続きしません。アクセス、営業時間、予約システムなどの利便性は非常に重要です。また、料金が明朗であることもポイント。初期費用、月額費用、オプション料金の詳細を把握しておきましょう。

パーソナルジムを変更するステップ

ステップ1：今のジムの契約内容を確認

退会や解約には、一定の予告期間や違約金がかかる場合があります。契約書や利用規約を確認し、トラブルがないように手続きしましょう。

ステップ2：退会時の対応も丁寧に

感情的になって辞めるのではなく、感謝の気持ちを持って退会の意志を伝えることが大切です。パーソナルジム業界は意外と狭い世界。気まずさや悪評を避けるためにも、社会人として丁寧に対応しましょう。

ステップ3：次のジム選びは慎重に、焦らず比較

1〜2週間空いても構いません。体験を複数受けて比較し、納得できるジムを見つけてからスタートしましょう。「早く始めたい」という焦りが失敗につながるケースもあります。

パーソナルジム乗り換え

ShapesGirlには、パーソナルジムが全く初めての女性も多くいらっしゃいますが、パーソナルジム乗り換えで来られる女性も一定数いらっしゃいます。もし、あなたが、パーソナルジムを変えるとき、ShapesGirlもご検討いただけると幸いです。

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